一般内科|曳舟であたまとおなかのことなら
-MALUクリニック墨田曳舟

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一般内科

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風邪 発熱外来

鼻や喉に感染がおこり炎症を起こします。症状は、咳、鼻水、鼻づまり、軽いのどの痛みや発熱等で原因の9割以上がウイルスによるものです。しっかり治さないとその後、気管支炎や肺炎に進行する場合もありますので、治ったと思って無理をせず、しっかり完治するまで来院されることをおすすめします。熱を含めた症状の経過をしっかり観察することが大切です。とくに長引く咳は肺炎の可能性があります。

当院の発熱外来について

37.5℃以上の発熱患者さんは事前にWEB予約(発熱外来)or 電話予約が必要です。。インフルエンザウイルス抗原検査、新型コロナウイルス抗原検査が可能です。発熱患者さんは専用ブースにて待機いただきます。

※抗原検査は発熱間もない場合、偽陰性(本来は陽性であるのに陰性と判定される)になる可能性があるので発熱後12時間程度経過してからの検査をお勧めします。

インフルエンザ

インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。

インフルエンザに感染すると、1~5日の潜伏期間の後、38℃以上の高熱や筋肉痛などの全身症状が現れます。風邪よりも急激に発症し、症状が重いことが特徴です。

健康な人であれば、その症状が3~7日間続いた後、治癒に向かいます。気管支炎や肺炎などの合併症を発症しやすく、重症化すると脳炎や心不全になる場合もあります。インフルエンザウイルスには強力な感染力があり、いったん流行すると、年齢や性別を問わず、多くの人に短期間で感染が広がります。二次感染、合併症の予防のために、できるだけ早く受診することが大切です。

咳症状

咳(咳嗽)は風邪症状でも最も多い症状の一つではないでしょうか?

咳嗽の主な分類について

急性咳嗽(3週間未満の咳):感染症の可能性が高い 多くはウイルス性の急性上気道炎が多いですが、肺炎、肺結核、心不全、間質性肺炎、肺がんなども鑑別に挙がります。

遷延性・慢性咳嗽(3週間以上の咳):咳喘息、副鼻腔気管支症候群、アトピー咳嗽、慢性気管支炎、COPD、胃食道逆流症(GERD)など感染性以外が原因の咳が多くなります。新型コロナウイルス感染後に長引くこともあります。

長引く咳、息苦しい咳症状が持続する場合はバイタルサイン、聴診の他、画像検査が必要になります。

当院ではSIEMENSの低線量CTを導入しており、low doseモードでCT撮影を行った場合、胸部レントゲンと同等の被曝量で撮影が可能です。また、胸部レントゲンを撮影した場合もAIを導入しており、より高精度な診断が可能です。

 

高血圧

WHOの報告によれば、世界で最も多い死亡原因に高血圧が挙げられています。血圧が高い状態が続く事で血管の壁に圧力が掛り、その結果、血管を傷めて次第に血管が硬くなり動脈硬化へとつながります。

高血圧の原因は特定されていませんが、遺伝的要因と食生活(塩分の高い食事)や嗜好(喫煙・飲酒)過多、または運動不足や精神的なストレスなどの環境的要因が重なって引き起こされると考えられています。

高血圧を放置するとどうなるか?

血圧が高いと頭痛やめまい、胸痛や動悸などの症状が出ることがありますが、ちょっと高い程度では症状が出ることは少ないです。しかしながら、長年高血圧を放置すると全身の血管や心臓に負荷がかかり、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞や心不全など、『心血管病』を引き起こします。

日本では4000万人もの高血圧患者がいると推測されています。血圧を適切に管理することで、上記疾患を予防することが大事です。

高血圧の治療

①生活習慣改善:具体的には減塩、減量、禁煙、運動です。まず薬物療法より先行して行うべきです。

②薬物療法:①を行ってもなお降圧不十分な場合、降圧薬を中心とした薬物療法を導入します。

季節によって血圧は5-10mmHg程度変わりますので、年中同じ薬を飲むのではなく、季節に応じた処方を検討すべきと考えます。

また、降圧薬は一度内服したら一生飲み続けなくてはいけないのではなく、生活習慣を改善させることで内服を中止することも可能です。

脂質異常症

血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多い為に引き起こされる疾患です。

これらの余分な脂質は、動脈の壁にくっついて血管を硬く狭くしていずれ動脈硬化を引き起こします。

コレステロールには善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)があり、善玉コレステロールは細胞内や血管内の余分な脂質を肝臓に戻す働きがある為、悪玉コレステロールを減らすことに役立っています。

高脂血症の主な原因は食生活(カロリー過多)や嗜好(喫煙・飲酒)過多、運動不足、遺伝などが考えられます。

LDLが高いまま放置すると頸動脈狭窄を来たし、将来的に脳梗塞になる可能性が高まります。LDL高値を指摘された場合、念のため頸動脈エコー検査をお勧めします。

糖尿病

血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなる病気です。

人体は、たくさんの細胞から成り立っていますが、この細胞が働く為のエネルギー源がブドウ糖です。

膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが、血液中のブドウ糖を細胞の中に取り入れる役割を果たしています。しかし、このインスリンの量が不足したり、働きが悪くなったりすると、ブドウ糖が細胞内に取り込まれなくなり、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が高くなってしまうのです。

血糖が高いということは、体の細胞にエネルギーであるブドウ糖が十分に補給されず、そのため全身の細胞の働きが悪くなります。のどが渇く、尿が多い、傷が治りにくい、感染症にかかりやすい、疲れやすい、集中できないなどの症状が表れます。

健診でHbA1c(NGSP)≥6.5% ,また空腹時血糖値≥126mg/dLであれば糖尿病に矛盾しない結果です。

糖尿病はご存知の通り、無症候でも放置すると心臓や脳のみならず、手足や目、腎臓など多くの臓器に障害をもたらし寿命が短くなってしまいます。

生活習慣の是正が最も重要ですが、それでも改善しない場合治療薬を導入します。近年の糖尿病治療薬は日進月歩で様々な薬がありますので、各々の患者様に合った治療を提示します。

動脈硬化性疾患

人は血管とともに老いる

超高齢化社会の日本において、冠動脈疾患や脳血管障害による死亡は総死亡の約1/4を占めています。

動脈硬化性疾患の主たるものは、①冠動脈疾患 ②脳血管障害 ③末梢動脈疾患 です。

動脈硬化の危険因子は①肥満、②脂質異常症、③高血圧、④糖尿病、⑤高尿酸血症、⑥慢性腎不全、⑦喫煙、⑧睡眠時無呼吸症候群、⑨不眠、⑩加齢 などが挙げられます。

とくに生活習慣病(メタボリック症候群)を放置したままだと、上記に挙げられるような冠動脈疾患、脳血管障害など脳心血管病のリスクが約3倍高くなります。

治療は食事や運動など抜本的な見直しをおこない、さらに薬物療法の介入を包括的に行って危険因子を管理することが肝要です

 

 

 

花粉症

花粉症とは、植物の花粉が原因で生じる季節性アレルギー性疾患の総称です。患者数は年々増加傾向で、国民のおよそ25%が花粉症にかかっていると推測されます。
原因となる植物は、スギやヒノキ、イネ、ヨモギ、カモガヤ、ブタクサ、シラカンバなどです。
花粉は植物の種類によって飛散時期が異なります。また、気象条件によって飛散時期や飛散量に変動があり、地域差もあります。

 

2025年花粉の飛散時期予測

花粉は鼻や目から体に取り込まれると免疫機構によって異物として認識され、これらの物質が神経や血管を刺激することで、花粉症を発症します。

花粉症の主な症状は「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」ですが、年齢、花粉飛散量、曝露時間などによってさまざまな症状があります。
頭痛、鼻の痒みが起きることもあれば、花粉が目に入ると結膜でもアレルギー反応が生じることもあり、「目のかゆみ」「充血」「涙が出る」といった症状もあります。

花粉症に対する初期療法

花粉が飛び始める前より抗ヒスタミン薬の内服を開始すると、いざ花粉が飛散した際に症状が軽減できる可能性があります。

したがって毎年強い症状が出る方には初期療法をオススメします。

アレルギー性鼻炎 舌下免疫療法

アレルギー性鼻炎とは、花粉やダニなどが原因となり鼻粘膜に生じるアレルギー疾患です。
アレルギー性鼻炎には、ハウスダスト、ダニ、動物の毛などが原因の通年性アレルギー性鼻炎、花粉などの季節性アレルギー性鼻炎があります。
主に「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」の三大症状が引き起こされます。

通常は抗ヒスタミン薬やロイコトリエン拮抗薬などを使用しますが、それでも症状が良くならない方は症状に応じて、点鼻薬や点眼薬も併用します。

抗ヒスタミン薬は現在多種類選択肢がありますが、個々の症状や、運転の可否、妊娠・授乳の有無などで使い分けします。

症状が辛い場合は点滴治療が有効な場合がありますので、ご相談ください。

舌下免疫療法について

『舌下免疫療法』はアレルギーの原因であるアレルゲンを内服で少量ずつ投与し、体をアレルゲンに慣らしていくことで体内に抗体を作るという、減感作療法の1つでアレルギーの根本的治療です。

当院でも治療導入可能です。

治療適応対象:すでにスギ花粉症、ダニアレルギー、アレルギー性鼻炎と診断されている方 

※5歳以上が対象となります。

受診の流れ:

①問診、血液検査、適応の確認 

②初回投与 (受診して舌下内服を行い、30分待機いただきます) 午前中の受診となります。

③1ヶ月に1回受診

舌下免疫療法は、即効性はないため3-5年程度の長期治療継続が可能な方のみ対象となります。

また、アレルゲンを投与する治療ゆえに副作用やアレルギー反応(アナフィラキシー)が起こることがあるため慎重な観察が必要となります。

睡眠時無呼吸症候群 (SAS)

鼻からのどの奥までの上気道が狭くなって、睡眠中に無呼吸を繰り返す病気で、さまざまな合併症を起こします。女性より男性がやや多く、男性では40~50代、女性では閉経後に増えます。

上気道が狭くなる最も多い原因は肥満ですが、肥満でなくても、扁桃腺肥大や鼻中隔湾曲で鼻の中の空気の通りが悪いことや、あごが後退していたり小さかったりするのも原因になります。

いびきや夜間の頻尿、日中の眠気、起床時の頭痛などの症状が出ると、高血圧や心筋梗塞、脳卒中を起こすリスクが3~4倍に高まるとされます。

SASが疑われた場合、まずは簡易検査を行い診断を行います。

治療はCPAP(シーパップ)が効果的です。当院でも導入可能です。睡眠中にマスクを装着して空気を送り込み、その空気圧で気道を広げる装置です。下あごを前方に移動させるマウスピースもあります。いずれも根本治療ではありませんので、生活習慣を見直し肥満解消を図る必要があるでしょう。治療は根気強く継続して行う必要があります。治療データはクラウドにて院内で管理させていただきます。

骨粗鬆症

加齢や薬の副作用などによって骨密度が低下する病気です。
女性ホルモンの低下とかかわりが深いため、40代以降の女性では早めの骨密度検査をお勧めします。

骨粗しょう症の治療の目的は骨密度の低下を抑え、骨折を防ぐことにあります。薬物療法、食事療法、運動療法を平行して行い、骨密度を高めましょう。

フレイル

フレイルという言葉をご存知ですか?

『フレイル』とは、加齢に伴い筋力や心身の活力が低下した状態のことを言います。放置すると転倒や骨折のリスクが高まり、要介護状態へ移行してしまうので3人に1人が高齢者と言われる超高齢化の時代において『フレイル』対策が非常に重要なのです。

フレイルは早期に現状を知り、適切な対策を講じることで、再び健康な状態に戻れる状態です。

フレイルには3つの要因が影響します。

①身体的フレイル:栄養状態の低下、筋力の低下、食指不振、体重減少など

②精神的フレイル:物忘れ(認知症様症状)、意欲低下など

③社会的フレイル:外出する機会が減る、引きこもり、独居、あまり人と接しないなど

上記3つの要因が関係し、相互の悪影響を及ぼすことで活動性の低下が生じ衰えていくのです。

フレイルの主な症状

・疲れが取れない ・やる気がでない ・食欲がない ・歩きが遅くなった ・便秘になった など

フレイルの対処法

まずは65歳以上になったら自分の現状を知ることが大事です。当院では現状を把握していただくためにフレイルドックを導入しました。(詳細はドックのページ参照)

フレイルドックを受診いただくことで、未病の段階で適切な対策すれば健康な状態に戻れる可能性があります。